HDMIケーブルとDisplayPortの違いと正しい選び方

 

 

 

 

 皆さんこんにちは、BREAJONのカズです。

 ゲーミングPCを使用するうえでモニターを接続するうえで欠かせないケーブルですが、HDMIケーブルとDisplayPortケーブルの2種類があり、それぞれどのような違いがあるのか知っているでしょうか。どちらも見た目はよく似ていて、「映像を映すだけならどっちでも同じなのでは?」と思う方も多いでしょう。しかし実際には、対応する機能・画質・使いやすさが大きく異なります。

 

ということでこの記事では、

HDMIとDisplayPortの基本的な違い

どんなときにどちらを選ぶべきか

ケーブル選びの注意点

この3点を解説していきます。

 

 

 

 

 


 

■HDMIケーブルとは?

 

 

 

 

 HDMI(High-Definition Multimedia Interface)は、主にテレビや家庭用ゲーム機で使われる映像ケーブルの規格です。ブルーレイプレーヤー、PS5、Nintendo Switch、テレビなど、家電に使用されています。

 

■HDMIの特徴

・映像と音声を1本で伝送できる

・テレビのリモコンで機器の操作ができる「CEC機能」あり

・オーディオ信号を逆方向に送る「ARC」「eARC」に対応(サウンドバーなどに便利)

・多くの家電に標準搭載されている

 

 

 

■HDMIのバージョンごとの違い

 HDMIは「テレビにつなぐのが前提」で作られているため、家電製品との互換性が非常に高いのが強みです。一方で、パソコン用ディスプレイでは、さらに高い映像性能を求める場合に少し物足りないこともあります。

 

規格

最大解像度とリフレッシュレート

主な特徴

HDMI 1.4

4K 30Hz

フルHDが主流だった時代の標準

HDMI 2.0

4K 60Hz

現在も多くのテレビ・PCで採用

HDMI 2.1

8K 60Hz/4K 120Hz

最新の高画質・高リフレッシュレートに対応

 

 

 

 


 

■DisplayPortケーブルとは?

 

 

 

 DisplayPort(ディスプレイポート)は、主にパソコンやモニター用に作られた規格です。テレビよりも「高解像度・高リフレッシュレート」を重視しており、ゲーミングモニターやクリエイター向けディスプレイでは標準になっています。

 

■DisplayPortの特徴

・高解像度・高リフレッシュレートに強い

・PC向けの映像信号(RGB)に最適化

・「マルチストリーム(MST)」で1本のケーブルから複数モニターをつなげる

・Adaptive Sync(FreeSyncやG-SYNC)などの可変リフレッシュレート機能に対応

・コネクタが抜けにくい構造(ラッチ付き)

 

 

 

■DisplayPortのバージョンごとの違い

 DisplayPortは「プロ用・ゲーマー向け」の要素が強く、特に高フレームレート(120Hz以上)や高解像度作業(動画編集・デザイン)で威力を発揮します。

 

規格

最大解像度とリフレッシュレート

主な特徴

DP 1.2

4K 60Hz

初期の主流

DP 1.4

8K 60Hz(圧縮時)

高性能ゲーミング対応

DP 2.0/2.1

8K 120Hz、16K対応

最新世代。超高帯域

 

 

 

 


 

■HDMIとDisplayPortの主な違いまとめ

 

 

 

比較項目

HDMI

DisplayPort

主な用途

テレビ・家庭用ゲーム機

パソコン・モニター

対応機器

家電が多い

PCやモニター中心

音声出力

あり(ARC対応)

あり(ただし限定的)

最大帯域(最新規格)

約48Gbps(HDMI 2.1)

約80Gbps(DP 2.1)

同時モニター接続

不可

可能(MST機能)

可変リフレッシュレート

HDMI 2.1から対応

早くから対応(FreeSyncなど

ケーブルの長さ

長くても安定しやすい

高帯域時は短めが安定

コネクタの形

平らで抜きやすい

ラッチ付きで抜けにくい

 

 

 

簡単にまとめると、

テレビや家庭用ゲーム機にはHDMI

パソコンで高性能モニターを使うならDisplayPort

という使い分けが基本です。

 

 

 

 


 

■用途別の選び方

 

 

 

ここからは、実際にどんなシーンでどちらを選ぶべきかを具体的に見ていきましょう。

 

① テレビや家庭用ゲーム機につなぐ場合

 HDMIです。PlayStation、Nintendo Switch、Blu-rayプレーヤー、AVアンプなど、家庭用機器はほぼすべてHDMI対応です。DisplayPortはテレビ側にほとんど搭載されていないため、HDMI以外の選択肢はありません。

 HDMI 2.1対応ケーブルを使えば、4K120Hzのゲーム(PS5など)にも対応します。また、サウンドバーなどをつなぎたいときも、HDMIの「eARC」機能で高音質音声をやりとりできます。

 

 

 

② パソコンでモニターを使う場合

 DisplayPortがおすすめです。特にゲーミングPCやクリエイター用PCでは、DisplayPortを使うのが主流です。理由は、高解像度でも高いリフレッシュレート(滑らかさ)を維持できるからです。

 たとえば4Kモニターで144Hzの映像を出したい場合、HDMI2.0では帯域が足りませんが、DisplayPort1.4なら可能です。また、複数のモニターを1本のケーブルからつなげる「MST機能」もDisplayPortだけの強みです。

 

 

 

③ 長距離で配線したい場合

 HDMIのほうが安定しやすいです。DisplayPortは高性能ですが、信号が減衰しやすいため、3m以上の長さになると不安定になりやすいです。一方、HDMIはケーブルメーカーが多く、長距離用(5~10m以上)や光ファイバータイプなどの製品も豊富です。プロジェクターなどに離れた場所から出力するならHDMIが向いています。

 

 

 

④ 将来を見据えて選びたい場合

 DisplayPort 2.0/HDMI 2.1対応ケーブルを選ぶのが適切です。最新のモニターやグラフィックボードは、すでにこれらの新規格に対応し始めています。もし「今はフルHDだけど、いずれ4Kや8Kモニターを使いたい」と考えているなら、最初から高規格のケーブルを選んでおくと無駄になりません。

 

 

 

 


 

■ケーブル選びのポイントと注意点

 

 

 

①「対応規格」を必ずチェック

 同じHDMIケーブルでも「1.4」「2.0」「2.1」で性能が全く違います。

 4Kや8Kを使いたい場合は、**HDMI 2.1対応(Ultra High Speed HDMI)**と書かれたものを選びましょう。DisplayPortも同様に、「1.2」「1.4」「2.0」などがあり、対応していないと性能を発揮できません。

 

 

 

②安すぎるケーブルには注意

 ネット通販などで安いケーブルも多く見かけますが、品質が低いと

・映像が点滅する

・音が途切れる

・4Kや高Hzで映らない

といったトラブルが起こります。「認証品(Premium HDMI/VESA認定DP)」と明記されているケーブルを選ぶと安心です。

 

 

 

③ケーブルは必要以上に長くしない

 長いケーブルは便利ですが、信号が弱くなります。特に高画質・高リフレッシュレート環境では、できるだけ短いケーブル(1.5~2m程度)が安定します。長距離を引く場合は、「アクティブケーブル」や「光ファイバーケーブル」を選びましょう。

 

 

 

④ 変換アダプターを使うときの注意

 たとえば「DisplayPort → HDMI変換アダプター」などを使う場合、変換方向が違うと映りません。「PCのDisplayPort出力 → モニターのHDMI入力」に使うなら、アクティブ変換タイプを選ぶ必要があります。パッシブ(ただの形状変換)では信号が合わないことがあります。

 

 

 

 


 

■まとめ

 映像ケーブルは一見ただの「つなぐ線」に見えますが、正しく選ぶことで映像の美しさ、ゲームの滑らかさ、作業の快適さが大きく変わります。

 

テレビ中心ならHDMI

パソコン中心ならDisplayPort

高性能を求めるなら、最新規格対応を選ぶ

 

 この3つを覚えておくだけで、もう迷うことはありません。もし新しいモニターを買うときは、モニターとPCの端子、ケーブルの規格が合っているかをチェックする習慣をつけましょう。

 

 

 

 

 


 

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最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

また別の記事でお会いしましょう!

 

BREAJONブログ担当 カズ