皆さんこんにちは、BREAJONブログ担当のカズです。
2025年も8月に入り、ゲーミングPC市場は大きな変化を迎えています。新世代のRTX 50シリーズGPUの登場、Intel Core Ultraシリーズの普及、そしてDDR5メモリの価格安定化など、ゲーマーにとって選択肢が豊富になった一方で、「結局どのスペックを選べばいいの?」という声をよく耳にします。
そこで今回は、2025年8月時点でのゲーミングPC平均スペックを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます!価格帯別の構成例から、CPU・GPU・メモリ・ストレージの選び方まで、徹底的にご紹介いたします。
■2025年ゲーミングPC市場の現状
■市場全体のトレンド
2025年のゲーミングPC市場では、「高性能化」と「コストパフォーマンス向上」の両立が進んでいます。特に、RTX50シリーズの登場やIntelのCoreウルトラシリーズの登場がが最近では話題になりました。CPUやGPUの選択肢が増えたことにより、予算に応じて様々なスペックのゲーミングPCを構築できるようになりました。
また、DDR5メモリの普及もスペックを選択するにおいて大きなポイントです。2024年まではDDR4との価格差が大きかったのですが、2025年8月現在では、その差は1万円程度まで縮まっています 。新規でゲーミングPCを構築するなら、将来性を考えてDDR5を選択するのが賢明ですが、マザーボードの相性問題などもあり、悩みどころではあります。
■価格帯別市場シェア
2025年8月時点でのゲーミングPCで使用している平均スペックの割合は以下のようになりました。(BREAJONサブスク、販売モデル割合)
●エントリークラス(10-20万円): 約35%
●ミドルクラス(20-30万円): 約45%
●ハイエンドクラス(30万円以上): 約20%
最も人気が高いのはミドルクラスで、高フレームレート対応のゲーミングモニターの他に1440p(WQHD)の高解像度モニターを使用するユーザーも増えてきています。4Kモニターを使用してのゲームはまだそこまで多くないですが、RTX50シリーズの普及により今後の成長が期待されます。
■価格帯別スペック詳細
■エントリークラス(10-20万円):ゲーミング入門に最適
エントリークラスでは、初めてゲーミングPCを購入する方や予算を抑えたい方に最適な価格帯です。この価格帯でも、現在の人気ゲームを快適にプレイできる性能を備えています。
推奨構成例 |
|
CPU |
Intel Core i5-14400 または AMD Ryzen 5 5500 |
GPU |
NVIDIA RTX 4060 または RTX 3060 Ti |
メモリ |
16GB DDR4-3200 |
ストレージ |
1TB NVMe SSD |
電源 |
600W 80PLUS Bronze認証 |
マザーボード |
Intel B760 または AMD B650 |
この構成なら、フルHD(1080p)解像度で高設定において、ほとんどのゲームで60fps以上を維持できます。ApexやVALORANTなどの競技系FPSでは、設定を調整することで120fps以上も狙えます。
■ミドルクラス(20-30万円):バランス重視の王道構成
ミドルクラスは、性能と価格のバランスが最も優れた価格帯です。1440p解像度でのゲーミングを視野に入れており、配信や動画編集も十分可能な性能を誇ります。
推奨構成例 |
|
CPU |
Intel Core i7-14700 または AMD Ryzen 7 7700X |
GPU |
RTX4070 または RTX4080 |
メモリ |
16-32GB DDR5-4800 |
ストレージ |
1~2TB NVMe SSD |
電源 |
700W 80PLUS Gold認証 |
マザーボード |
Intel Z790 または AMD X670 |
ミドルクラスの大きな特徴は、DDR5メモリの採用です。DDR4と比較して、帯域幅が大幅に向上しており、特にAMD RyzenシリーズのCPUでは性能向上が顕著に現れます。
■ハイエンドクラス(30万円以上):妥協のない最高性能
ハイエンドクラスは、4Kゲーミング、VR、配信、動画編集など、あらゆる用途で最高のパフォーマンスを求める方向けです。予算に余裕がある方や、プロゲーマー、配信者の方におすすめします。
推奨構成例 |
|
CPU |
Intel Core i9-13900K または AMD Ryzen 9 9900X |
GPU |
NVIDIA RTX4080Ti または RTX4090 |
メモリ |
32GB DDR5-5600 |
ストレージ |
2TB以上 NVMe SSD |
電源 |
850W 80PLUS Platinum認証 |
マザーボード |
Intel Z790 または AMD X670E |
ハイエンドクラスでは、4K解像度での高設定ゲーミングが可能になります。また、32GBの大容量メモリにより、ゲームをプレイしながらの配信や、複数のアプリケーションを同時実行しても安定した動作が期待できます。
■CPU選択ポイント
■Intel vs AMD:2025年の勢力図
2025年8月現在、CPUメーカーの勢力図は非常に興味深い状況になっています。ゲーミング性能では依然としてIntelが優勢ですが、総合性能やコストパフォーマンスではAMDが健闘しています。
■Intelの強み
●純粋なゲーミング性能の高さ
●安定性と信頼性
●豊富なマザーボード選択肢
■AMDの強み
●マルチタスク性能の高さ
●優れたコストパフォーマンス
●低消費電力
■用途別CPU推奨モデル
■ゲーミング特化なら
●Intel Core i5-14400(エントリー)
●Intel Core i7-14700(ミドル)
●Intel Core i9-14900K(ハイエンド)
■配信・編集などのクリエイティブ作業を重視するなら
●AMD Ryzen 5 5500(エントリー)
●AMD Ryzen 7 7700X(ミドル)
●AMD Ryzen 9 9900X(ハイエンド)
■GPU選択ポイント
■2025年GPU市場の変化
GPU市場は、RTX 50シリーズの登場により大きく変化しました。新アーキテクチャ「Blackwell」の採用により、電力効率が大幅に向上し、レイトレーシング性能も格段に向上しています。
■解像度別GPU推奨モデル
■1080pを選択する場合
●RTX 4060:コスパ重視
●RTX 3060 Ti:安定性重視
■1440pを選択する場合
●RTX 4070:バランス型
●RTX 5060 Ti:最新技術
■4Kを選択する場合
●RTX 4080:実用性重視
●RTX 5070:将来性重視
■RTX40 vs RTX50シリーズ比較
■RTX40シリーズの特徴
●価格が安定しており、コスパが良好
●十分な性能でほとんどのゲームを快適プレイ可能
●中古市場での流通も豊富
■RTX50シリーズの特徴
●最新のBlackwellアーキテクチャ採用
●AI性能とレイトレーシング性能が大幅向上
●GDDR7メモリ搭載で将来性が高い
■メモリ(RAM)の選択ポイント
■ゲームジャンル別メモリ推奨容量
メモリ容量の選択は、プレイするゲームのジャンルや用途よって大きく異なります。作VRゲームやゲーム配信、動画編集をする場合は32GB以上が推奨されています。
■16GBで十分なゲーム
●FPS・TPS(Apex、VALORANT等)
●レーシングゲーム
●一般的なアクション・RPG
■32GBを推奨するゲーム
●VR・ARゲーム
●配信・録画を伴うゲーム
●MOD対応ゲーム(Skyrim、Minecraft等)
●4K・高画質設定でのゲーム
■DDR4 vs DDR5:2025年の選択基準
■DDR4を選ぶべき場合
●予算を最大限抑えたい
●エントリー、ミドルクラスの構成
●既存PCのアップグレード
■DDR5を選ぶべき場合
●新規でPC構築
●将来性を重視
●AMD Ryzenを使用(特に効果大)
■ストレージ容量と快適性の関係
■容量別インストール可能ゲーム数
最新のゲームタイトルは、1本あたり約50-150GBの容量を必要とします。そのため、1TBのSSDでも8本程度のゲームタイトルしかインストールできません。
■容量別目安
500GB:最新のゲームタイトル4本、インディー50本
1TB:最新のゲームタイトル8本、インディー100本
2TB:最新のゲームタイトル16本、インディー200本
4TB:最新のゲームタイトル32本、インディー400本
■NVMe SSDは必須?
2025年現在、NVMe SSDは事実上は標準搭載となっています。SATA SSDと比較して、ロード時間が大幅に短縮され、ゲーム体験が格段に向上します。特に、DirectStorageに対応したゲームでは、NVMe SSDの恩恵が顕著に現れます。今後発売される新作ゲームでは、この傾向がさらに強くなると予想されます。
■電源・マザーボード選択ポイント
■電源容量の目安
電源容量は、システム全体の消費電力の1.5-2倍を目安に選択します。
■構成別推奨電源容量
●エントリー:600W~650W(RTX 4060 + i5-14400)
●ミドル:700W~750W(RTX 4070 + i7-14700)
●ハイエンド:850W~1000W(RTX 4080 + i9-14900K)
■マザーボードチップセット選択
■Intel系
●B760:エントリー~ミドル向け
●Z790:オーバークロック対応、ハイエンド向け
■AMD系
●B650:コスパ重視、DDR5対応
●X670:高機能、拡張性重視
■2025年ゲーミングPCのトレンド予測
■今後6ヶ月の注目ポイント
1. RTX 50シリーズの普及拡大
●より多くのモデルがラインナップに追加
●価格競争により50シリーズも手頃に
2. AMD RDNA 4の登場
●競争激化によりGPU価格全体が下落
●特にミドルクラスでの選択肢拡大
3. DDR5価格のさらなる下落
●DDR4との価格差が縮小
●新規構築はDDR5が当然に
■購入タイミングのポイント
■今すぐ購入すべき方
●現在PCを持っていない
●5年以上前のPCを使用中
●特定のゲームで性能不足を感じている
■待った方が良い方
●現在RTX30シリーズ以上を使用中
●年末のセール時期を狙いたい
●次世代CPU(Intel Arrow Lake等)を待ちたい
■初心者が陥りがちな失敗パターン
■よくある間違い
●GPUばかりに予算を割く
CPU性能が不足していると、GPUの性能を活かせません。せっかく良いGPUを搭載しても性能をフルで発揮することができません。予算に応じてバランスよくパーツを選ぶことが重要です。
●メモリを8GBに抑える
8GBではゲームやマルチタスクでの作業などあらゆる面で動作に問題が出てきます。少なくとも16GBは最低限として搭載したほうが長期にわたってストレスなく使用することができます。
●電源を軽視する
安価な電源は故障リスクが高く故障の原因となることがあります。故障すると付け替えをする際に配線作業をする必要もあり、非常に面倒です。また、性能の良いGPUを搭載すると電源容量が足りず、パソコンが落ちてしまったり、性能をフルで発揮することができません。
●ストレージ容量を軽視する
500GBでは、すぐに容量不足に陥ります。Windowsやその他標準搭載ソフトなどで初期段階でも数10ギガ使用されているため、最低でも1TBのNVMe SSDを搭載しておくと比較的容量不足に悩まされることなく使用することができます。
■賢い構成の組み方
●用途を明確にする
ゲームメインで使用するのか、動画編集などのクリエイティブ作業をメインで使用するのか事前にイメージしてから検討すると比較的自分に合ったスペックを見つけることができます。もちろんハイスペックであれば問題ありませんが、オーバースペックになってしまうことがあるので注意が必要です。
●バランスを重視する
一つのパーツだけ高性能にしても意味がありません。例として車やバイクも同じですが、どんなに高性能なエンジンを搭載していても、性能の低いタイヤを装着した時点で性能を生かしきれません。個々のパーツがフルに性能を発揮できるよう構築することが重要です。
●将来性を考慮する
DDR5のメモリやIntel coreウルトラシリーズのCPUなど、最新のパーツを搭載しておくことで、将来的に最新パーツが登場しても長いこと買い替えずに使用することができます。しかし、最新パーツは初期段階では不具合がある場合があるため事前に調べてから購入することをおすすめします。
●予算配分を最適化する
自分の予算に応じてバランスよく予算を配分してスペックを構築しましょう。上記にもあるように一つのパーツだけ高性能にしても意味がないので注意が必要です。
■まとめ
重要なポイントをおさらいすると
●エントリー(10-20万円): RTX 4060 + i5-13400 + 16GB DDR4で1080p高設定が可能
●ミドル(20-30万円): RTX 4070 + i7-13700 + 32GB DDR5で1440p高設定が快適
●ハイエンド(30万円以上): RTX 4080以上 + i9-13900K + 32GB DDR5で4Kゲーミングも可能
しかし最も重要なことは、自分の用途と予算に合った構成を選ぶことです。最高スペックのPCが必ずしも全ての人にとって最適ではありません。ゲーミングPCは高価な買い物ですが、適切に選択すれば長期間にわたって素晴らしいゲーム体験をすることができます。この記事が、皆さんのゲーミングPC選びの参考になれば幸いです。
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最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!
BREAJONブログ担当 カズ