皆さんこんにちは、BREAJONブログ担当のカズです。
今回はマインクラフトやGTA5など、パソコンでゲームをしていると『mod』というワードを目にすることがあると思います。『MOD(モッド)』とは、「modification(改変)」の略称で、ユーザーがゲームデータに手を加えることで、内容の変更・拡張・追加することを指します。例えば、キャラクターの見た目を変えるスキンの追加や、新たな武器、マップ、さらには完全オリジナルのストーリーを加えることまで可能です。
この自由度こそがPCゲームにおけるMOD最大の魅力です。ということで今回は、MODの歴史や魅力、注意点などを解説していきます。
■mod(モッド)とは何か?
ゲームのシステムデータを改造して、新たなコンテンツを追加したり、既存のシステムやグラフィックを改変したりすることで、プレイの楽しみを広げる目的で導入されます。MODの作成にはゲームの開発元(公式)の許可が必要で、開発元とは関係ない一般ユーザーが作成、提供している場合ががほとんどです。中にはMODを推奨しているゲームなどもあります。
■MODとチートの違い
チート:ゲームのシステムデータを不正に改造することで、FPSや格闘ゲームなどで他プレイヤーよりも自分が有利になるように改変することを指します。ゲームのシステムデータを改変するという点においてはチートもMODの一種であると言えますが、「開発者の意向に反する」「他者に迷惑をかける」などが一般的にチートと呼ばれています。
MOD:あくまでも他者のプレイには影響を与えず、基本的にオフラインで迷惑をかけずに個人でゲームの楽しみを増やす目的で導入されるものを指します。例えばグラフィックをリアルにしたり、武器や乗り物の追加などが定番です。
■家庭用ゲーム機では利用はできない
MODを導入できるのは基本的にPC版のみです。基本的にMODの開発から導入において外部からファイルのダウンロードが必要になるため、SwitchやPlayStationでは導入ができません。
■modの誕生と進化
MOD文化の始まりは、1990年代前半にまでさかのぼります。
■『DOOM』(1993)からMODの発展へ
id Softwareが意図的にゲーム構造を「改造しやすく」設計したことで、ユーザーが自作マップや敵キャラを追加できるようになりました。この方針は後のMOD文化の発展に大きな影響を与えました。
■『Half-Life』(1998)と『Counter-Strike』の誕生
Valveの『Half-Life』はMOD開発に適したエンジンを提供し、多くのMODが制作されました。その中でも『Counter-Strike』は大ヒットを記録し、のちにValveにより正式タイトルとしてリリース。modがプロダクトに昇華した典型例となりました。
■『Skyrim』や『Minecraft』のmod文化の確立
『Skyrim』(2011)では公式のMODツール「Creation Kit」が提供され、世界中で数万以上のmodが作成・公開されました。また『Minecraft』ではJavaベースの自由度の高さから、MODでリアルなグラフィックにしたり、別ジャンルのゲームのように改造することも可能になりました。
■MODの魅力とは
ゲームをプレイしている際に、「もっとこんな要素があったら…」と感じたことはないでしょうか? MODはその願望を形にすることができるのが魅力です。
■新ストーリーやクエストの追加
『The Elder Scrolls V: Skyrim』のmod「Enderal: Forgotten Stories」は、まったく別の世界観とストーリーを導入し、実質的に“別ゲーム”として楽しめる作品です。プロの開発チーム並みの制作規模で、フルボイス対応、10時間以上のボリュームを誇ります。
■難易度や仕様の調整
難易度が高すぎる、または低すぎると感じるゲームも、MODを導入することで自分のプレイスタイルに合ったバランスに調整することができます。例えば、より現実的な戦闘システムや、疲労・空腹などのサバイバル要素を加えるMODもあります。
■グラフィック強化で現代風にアップデート
古いゲームも、高解像度テクスチャやENB(照明効果)MODを導入することで、見た目を一新。まるで新作のゲームのようなビジュアルに生まれ変わらせることも可能です。
■キャラクターを好みにカスタマイズ
キャラメイクに制限の多いゲームでも、MODを使えば無限のバリエーションが可能になります。肌の質感、髪型、表情、服装まですべて自由に変更できます。
■UI/UXの改良
インベントリ画面やマップ表示など、UI(ユーザーインターフェース)が使いにくいゲームにおいても、MODで大幅な改善が可能です。『Skyrim』では「SkyUI」というmodが定番となっており、ゲーム体験が一変します。
■クリエイターとユーザーのコミュニティの展開
Steam WorkshopやNexus Modsなどのプラットフォームでは、世界中のクリエイターが自作のMODを公開しており、様々なコミュニティ等が展開されています。
■共同開発プロジェクトの存在
大型MODは数十人のチームで開発されることも珍しくありません。グラフィック担当やプログラム担当など分業して、本格的なゲーム制作のように開発される場合もあります。
■MOD制作からゲーム業界へ
ValveやBethesdaなどの有名スタジオでは、MOD制作経験を持つ人材が正式な開発チームに加わるケースもあります。MODは「遊び」でありながら、ポートフォリオにもなり得る場合があります。
■MODの導入が可能にする「学びと創造」
MODのもう一つの側面は、MOD制作での“学習”です。プログラミング、3Dモデリング、テクスチャ編集、音声制作など、ゲーム開発に必要なスキルをMOD制作を通じて習得することができます。
■スクリプトの基礎を学べる
『Minecraft』や『Garry’s Mod』では、簡単なスクリプト言語(Luaなど)を使ってゲームの動作を制御できます。
■創作意欲を実現できる場に
「こういうゲームを作りたい」と思った時、ゼロから開発するのは困難ですが、既存ゲームのMOD制作であれば敷居は大きく下がります。これがMOD文化が盛り上がっている要因の一つです。
■MODを導入する際の注意点
MODは非常に魅力的ではありますが、導入にはいくつかのリスクや注意点があります。まず、大前提として、MODはあくまでもゲームの開発元(公式)とは関係ないコンテンツです。MODの導入に伴ってトラブルが発生した場合はすべて自己責任となります。公式によるサポートも対象外となるため、万が一のときには自分で対処できるよう、データのバックアップやMODのファイル構造を理解しておくことが重要です。
■動作不良やクラッシュの可能性
複数のMODを同時に入れるとゲームが不安定になることがあります。特にスクリプト系MODや大型改変MODの導入時は注意が必要です。
■セーブデータが壊れる場合がある
MODを削除すると、セーブデータが正常に読み込めなくなることがあります。必ずバックアップを取ってから導入しましょう。
■公式サポート外であることを理解する
MODの使用は原則として自己責任です。公式のアップデートとの互換性が失われることもあるため、導入・管理は丁寧に行う必要があります。
■MODの利用が禁止されているゲームがある
ゲームの開発元によってはMODの開発・利用が禁止されている場合もあります。各ゲームタイトル毎に利用規約やルールを確認してから導入するようにしましょう。
■まとめ
MODは、ゲームの楽しみ方をより広くしてくれるものです。しかし、導入や制作には知識が求められるケースが殆どです。よくわからないまま導入をしてしまうとゲームが起動できないなどのトラブルのもとにもなりますので、慎重に行うようにしましょう。
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最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!
BREAJONブログ担当 カズ