皆さんこんにちは、BREAJONブログ担当のカズです。
今回は、Windows 11をクリーンインストールする方法を解説していきます。
クリーンインストールとは？
クリーンインストールとは、既存のソフトウェアを消去した状態で、新しいソフトウェアをインストールすることです。クリーンインストールを行うと、パソコンのパフォーマンスやシステムが改善される可能性があります。
『ライセンス認証が通らなくなった』『使用していたソフトが動かなくなり、通常の方法では復旧できない』『古い設定を引き継がず新しい状態で使用したい』という時に使用する場合が主に一般的です。フォーマットした内蔵ストレージに新しいWindows OSを再インストールするのがクリーンインストールとなります。
クリーンインストール前の準備
1. データのバックアップ
クリーンインストールではすべてのデータが消えるため、重要なデータをバックアップしておきましょう。
• クラウドストレージ（OneDrive、Google Driveなど）
• 外付けHDD/SSD
• USBメモリ（ドキュメントや写真を手動でコピーします）
特に、以下のデータはバックアップを忘れないようにしましょう。
• デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードフォルダのファイル等
• ブラウザのブックマークやパスワード（Google ChromeやEdgeなら同期機能を活用しましょう）
• メールのデータ（Outlookなどを利用している場合）
• アプリケーションの設定やログインパスワード
2. Windows 11のライセンス確認
Windows11はデジタルライセンスまたはプロダクトキーで認証されます。ライセンスを確認するには、以下の手順を実行します。
[設定] → [システム] → [バージョン情報] → [プロダクトキーとライセンス認証] を開く
「Windows はライセンス認証されています」と表示されているか確認します。
ライセンスが紐づいている場合、再インストール後に自動で認証されます。プロダクトキーがある場合はメモしておきましょう。
3. Windows 11のインストールメディアを作成
Windows11をインストールするための8GB以上のUSBメディアを作成します。
手順
USBメモリ（8GB以上）を準備してパソコンに差します。
Microsoft公式サイト（https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11）から「メディア作成ツール」をダウンロード
ツールを実行し、インストールメディアを作成します。
ダウンロードをしたソフトを起動して「USBフラッシュドライブを選択」を選び、USBにWindows11を入れます。
クリーンインストールの実行
1. PCをUSBから起動
USBをPCに挿した状態で、電源を入れます。
BIOS（UEFI）を開きます。（メーカーにより異なりますが、F1, F2, DELキーなど）
起動ドライブをUSBに変更し、保存して再起動します。
2. Windows 11のインストール
言語、時刻、キーボードの選択 の選択画面にて「次へ」をクリックします。
「今すぐインストール」 をクリックします。
プロダクトキーがありませんを選択します。
Windowsのエディションを選択します。（HomeまたはPro）
※サブスクリプションサービスをご利用のお客様はHomeをご選択ください。
「カスタムWindowsのみをインストール（詳細設定）」を選択します。
各ドライブのパーティションを消去して次に進みます。
インストールが完了するまで待ちます。
初期設定
Windows 11のインストールが完了すると、初期設定画面が表示されます。
地域と言語の選択をします。
キーボードレイアウトはスキップをします。
ネットワークに接続を選択します。各使用している回線に接続してください。
デバイスに名前を付けます。(各自由に設定してください)
Microsoftアカウントでサインインします。（またはローカルアカウント作成）
この時にバックアップデータ画面が表示され、そのまま復元できる場合があります。
PINコード(パスワード)の設定をします。
プライバシー設定の選択をします。(各自由に設定してください)
セットアップが完了されるのを待機します。
クリーンインストール後のセットアップ
1. Windows Updateの実行
最新のセキュリティパッチを適用するため、以下の手順でWindows Updateを実行します。
[設定] → [Windows Update] を開く
「更新プログラムのチェック」 をクリック
再起動を促されたら再起動
2. ドライバのインストール
特に以下のドライバは最新のものをインストールしておきましょう。自動インストーラーが表示される場合もあります。
• グラフィックドライバ（NVIDIA、AMD、Intel）
• チップセットドライバ（Intel、AMD）
• LAN / Wi-Fiドライバ
• オーディオドライバ
各メーカーの公式サイトから最新のものをダウンロードしてください。
3. 必要なソフトウェアのインストール
クリーンインストール後に、必要なアプリをインストールしましょう。
• ブラウザ（Google Chromeなど）
• オフィスソフト（Microsoft Officeなど）
• ユーティリティツール（7-Zipなど）
4. データの復元
バックアップしておいたデータを戻します。クラウドストレージや外付けHDDからコピーしましょう。
まとめ
Windows 11のクリーンインストールは、手順を正しく踏めばスムーズに行えます。不要なデータやエラーを一掃し、快適な環境を手に入れましょう。これで、Windows 11をクリーンな状態で使い始めることができます。快適なPCライフをお楽しみください！
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