皆さんこんにちは、BREAJONのカズです。
ゲーミングPCを購入する際のパーツ選びでも悩んでしまう『電源ユニット(PSU)』ですが、パソコンの効率に非常に影響を与える重要なパーツの一つです。
ということで今回は電源ユニットの違いや選び方について解説していこうと思います!
1. 電源の種類
サイズ、企画の違い
・ATX:一番選ばれているサイズになります。一般的なPCケースやマザーボードの標準規格となっています。標準的なデスクトップPCに適しており、さまざまなワット数やモデルがあります。
・SFX:小型PC(Mini-ITXケースなど)向けの電源となっています。コンパクトなデスクトップPCやHTPC(ホームシアターPC)など、スペースの限られたケースに使われることが多いです。小型ながらも十分な電力を供給する能力を持ち、静音設計や効率性に優れているモデルも多く存在します。
・TFX、Flex ATX:特に薄型かつ小型のPCケースに使用されることが多く、限られたスペースに収まるように設計されています。ATXやSFX電源と比べて幅が狭く、縦長の形状をしているのが特徴です。小型ながらも効率的な電力供給を行うよう設計されており、特に省スペースが求められる環境で利用されます。
モジュラー
・フルモジュラー:電源ユニットと各ケーブルがすべて分離可能なタイプの電源のことです。この設計により、使用する必要のないケーブルを取り外して配線をシンプルにし、ケース内部のエアフローを改善できます。また、ケーブルの管理が容易なので見た目も整えやすくなります。ユーザーは必要なケーブルのみを接続するため、配線がすっきりとし、PCの組み立てやメンテナンスも簡単になります。
・セミモジュラー: 電源ユニットとケーブルが一部分離可能なタイプの電源ユニットです。基本的なケーブル、例えばマザーボードやCPU用の電源ケーブルなどは固定されており、外すことはできません。しかし、それ以外のケーブル、例えばSATAやPCIe電源ケーブルなどは取り外し可能です。 これにより必要なケーブルのみを使用することで配線をすっきりさせ、エアフローの改善やメンテナンスの容易さを図ることができます。フルモジュラー電源よりもコストを抑えつつ、ある程度のケーブル管理の自由度を提供するバランスの取れた選択肢です。
・ノンモジュラー:すべてのケーブルが電源ユニットに固定されているタイプの電源です。これらのケーブルは取り外しができないため、PCの組み立て時に使用しないケーブルもケース内に残ることになります。配線が混雑しやすく、エアフローが制限される可能性があるため、ケーブル管理がやや難しくなることがあります。 ただし、ノンモジュラー電源は一般的にフルモジュラーやセミモジュラー電源よりもコストが低く、基本的な構成のPCに適しています。また、全てのケーブルがあらかじめ接続されているため、初心者には使いやすいという利点もあります。
2. ワット数
PCの消費電力を供給するために必要なワット数は、搭載するGPUなどのパーツ構成によって変わってきます。以下は一般的な目安です。
・エントリーレベル(300W-450W):軽い作業用PC向けです。(CPU内蔵グラフィックス等)
・ミドルレンジ(500W-650W):一般的なゲーミングPCやクリエイティブ作業向けです。(GTX1650~RTX3060等)
・ハイエンド(700W-1000W+):ハイエンドゲーミングPCやマルチGPU構成のPC向けです。(RTX3070~RTX4090等)
3. 80 PLUS 認証
80 PLUS認証は電源の効率を示す指標です。効率が高いほど、無駄な電力消費が少なくなります。
・80 PLUS:ベーシックな認証。最低限の効率を保証。
・80 PLUS Bronze:より高い効率。
・80 PLUS Silver: 中程度の効率。
・80 PLUS Gold:高効率で、バランスが良い。
・80 PLUS Platinum:非常に高効率。
・80 PLUS Titanium:最も高効率。
4. 信頼性と保護機能
・過電圧保護(OVP):過電圧からPCを保護します。
・過電流保護(OCP):過電流からPCを保護します。
・過負荷保護(OPP): 電源が過負荷になった場合にシャットダウンします。
・短絡保護(SCP):短絡が発生した場合に電源を切ります。
・過温度保護(OTP):温度が高すぎる場合にシャットダウンします。
5. ブランドと品質
信頼できるブランドの電源ユニットを選ぶことが重要です。以下は人気のあるブランドの一部です。
・Corsair(コルセア):アメリカのPCパーツメーカーです。電源以外にも幅広くPCパーツを取り扱っており、高品質で信頼性の高い製品を提供しています。
・Thermaltake(サーマルテイク): 台湾のPCパーツメーカーです。PCパーツやケース周辺機器まで幅広く展開しており、ゲーミング心をくすぐられるようなカッコいいRGBパーツを取り揃えています。
・Cooler Master:台湾のPCパーツメーカーです。ケースやファン、電源に特化しており、水冷用パーツなども取り扱っています。最近では周辺機器やゲーミングチェアなど幅広く展開しています。
・玄人志向:シー・エフ・デー販売が展開する、日本のPCパーツメーカーです。グラフィックボードやCPUクーラーなどを豊富にとり扱っています。また他メーカーと比べて比較的安いのが特徴です。
まとめ
ゲーミングPCの電源を選ぶ際は、ワット数、効率性(80PLUS認証)、フォームファクター、モジュラー設計、信頼性と保護機能、そしてブランドを考慮することが重要です。これらを総合的に評価して、自分のPCに最適な電源ユニットを選びましょう。
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最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!